LIVE LABORATORY / SAZABY LEAGUE
2018年のLive Laboratory 最終審査に通過し、
サザビーリーグと協業頂いた㈱Craftieさま。
「ものづくりのある暮らし」をテーマに、
店頭でワークショップを開催、
お客様への
“体験”や“コミュニティ”のご提供につながりました。
代表の康 瑛琴(かん・よんぐん)さんにお話をお伺いしました。
康さんは、3年前に起業されていますが、経緯を教えて下さい。

もともと、アクセサリーを自分で作ったり、ハンドクラフトが好きでした。
興味のあるテーマのワークショップを探してみるものの、なかなか自分が気に入るようなサービス体験に出会えず、いっそのこと、自分でやってみようと思ったことがきっかけです。

Live Laboratoryになぜ応募しようと思ったのですか?

起業から1年ほど経ったタイミングで、業態問わず事業を拡げたいと考えていた時、知人や入居しているオフィスのコミュニティマネージャーの方からLive Laboratory の件を聞いてエントリーしました。
サザビーリーグは、時代にあった豊かなライフスタイルを提供されていて、当社の企業ミッションと親和性が高いと思いました。
場所を持たず、オンラインでサービス提供する当社のようなベンチャーにとって、オフライン・店舗を多く持たれていることは大きな魅力で、ハードとソフトのマッチングという点も相性が良いと思いました。

審査・案件ブラッシュアップを通じた、サザビーリーグに対する印象を教えてください。

最初、エスタブリッシュな会社というイメージを持っていましたが、実際は、とてもベンチャースピリットのある会社でした。
私は大企業での勤務経験もあり、プロジェクト実現までもっと時間がかかるかなと思っていましたが、審査・ブラッシュアップ期間ではしかるべき事業担当者の方と引き合わせて頂き、議論を進めてくれたり、実際の受賞後のプロジェクト実現のスピード感もあり、大変ありがたかったです。

実際のワークショップの様子。
たくさんの参加者がハンドメイドを楽しんでいます。
サザビーリーグとの協業後、変わったことはありますか?

当社は今年4期目の会社で、ブランド力がまだまだ低い中、サザビーリーグのブランド力を使うことで、コンシューマーに向けた知名度を上げることができました。

Flying Tiger Copenhagen や Afternoon Tea LIVING との継続的な取組を知って、当社にコンタクトして下さる個人・企業の方も増えました。 実績を作ることで、サービスの差別化ができ、信用力を得ることができました。 ベンチャーは短い期間で飛躍的な成長を遂げる必要があるので、結果的に、協業が成長や資金調達への近道となりました。

今後の展望をお聞かせください。

Craftieは、アートやものづくりを通して、あたたかいコミュニティを日本の各地につくっていくことを目指しています。 ワークショップの予約サービスとしてスタートし、今では法人向けのワークショップサブスクリプションサービスを展開しています。

将来的には、個人でものづくりができるキットや、ソーシャルアプリなどを通じて個人同士が簡単につながりものづくりができる環境をオフライン・オンライン問わず提供していきたいです。 そのためにも今年は協業を通して、オフラインで強固なサービス基盤を築くのが目標です。

エントリーを検討されている方々に
アドバイスをお願いします。

サザビーリーグが他の企業や協業プログラムと圧倒的に違うのは、事業・サービス形態・業態が色々あって、選択肢が多いことだと思います。
サザビーリーグが運営していると知らずに触れていたブランドもたくさんあると思うので、まずは全部のブランドを良く見てみることをお薦めします。

私は、優勝したあとのコラボレーションを、どのブランドとどんなことを行うのか、具体的にイメージして、複数のブランドに向けたプランを作りました。
選考過程のコミュニケーションの中で、外からはわからない情報も得ながら、フィット感を確かめていました。

エントリーにあたっては事前に何度も店舗を訪れ、入念に細かい調査を行いました。
周りの人に意見を求めボトルネックをひとつずつ潰し、どんどん仮説を作って、掘り下げて、エントリー案を作成すると良いと思います。
協業には具体的なビジネスイメージと、そして、パッションが大事なのかなと思います。