IT/DX

2023.06.06

サザビーリーグ IT部門の紹介
#03_System Project

今回は、SAZABY LEAGUE IT部門で働いている社員の方が携わっているプロジェクトをお伝えしていきます。


Shuichiさん

株式会社サザビーリーグ

IT統括 コーポレートシステム部

プロジェクトマネージャー

Shuichiさん

前職のシステム開発会社では、クライアント企業へのERPパッケージの導入支援に従事。
財務会計領域を主軸に、販売管理、生産管理、人事管理など、特定の業務領域に限らず、設計から開発、運用保守までの工程を担当し、サザビーリーグの組織再編プロジェクトにも参加した経験を持つ。ライフスタイル全般を事業領域として個性的なブランドを多角展開するビジネスモデルに魅力を感じ、2020年4月よりサザビーリーグに中途入社。現在は主に飲食業態のプロジェクトを担当。

多ブランド展開だから様々な業態のプロジェクトで活躍できる

― サザビーリーグに入社するにあたり、どのような仕事を希望していましたか?

システムエンジニアとしてキャリアを積んできましたので、その職種での採用を前提としつつも、より深く事業に関われる立ち位置の仕事を希望していました。前職で扱っていたERPが企業の経営資源である「ヒト、モノ、カネ、情報」を有効活用するという思想のシステムということで、企業経営を意識することは多かったですし、バックオフィスの業務システムは一通り経験させてもらったので、次は売上に直接貢献できるようなシステムを扱ってみたいと考えていました。サザビーリーグでは社内SEでの採用になるので、ユーザーに近い立場で直接提案する機会があればいいなと期待していました。

― エンジニアとして他の会社にも携わってきたと思いますが、サザビーリーグならではの特徴をどのように感じていましたか?

外部から見てわかりやすかった特徴としては「衣、食、住」に多くのブランドを展開している小売業という点でしょうか。社員として社内SEになった今は、ブランドビジネスというのがサザビーリーグの最たる特徴で、強みだと再認しています。

システム構成の特徴でいうと、会計や人事などのバックオフィス業務はグループ内で共通化されていますが、販売管理や店舗システムは業態やブランドに合わせて個別に構築されています。個々のブランドで採算が取れるビジネスモデルだからこそシステム構築にも力を入れられますし、多くのプロジェクトが並行で動いていますので活躍のチャンスが多いことには魅力を感じています。

Shuichiさん

ベンダーに丸投げせず、自分たちで考え、提案できる環境

― 現在のShuichiさんの役割や仕事内容を教えてください。

主に飲食ブランドのシステムを担当し、企画提案から設計開発、運用保守までの全工程に関わっています。チーム内での役割分担やプロジェクトの状況によって対応は変わりますが、プロジェクトマネージャーの役割を担うことが多くあります。

仕事内容もプロジェクト次第ですが、よくあるケースとしては、ブランド運営の担当者からの要望を起点にプロジェクトを発足することが多いです。まず、要望を実現できるシステムやサービスを調査し、比較検討した上で、候補となるものをブランド側に報告。必要であれば、ベンダーの製品紹介やデモンストレーションを調整し、ベンダー選定をサポート。費用交渉や契約条件のすり合わせもベンダーとブランド側の間に立って行います。選定結果により進め方は様々ですが、本稼働までの期間は進捗管理とブランド側への報告を担当し、稼働後はシステム運用をブランド側に移管、システム保守は部内で請け負う場合もありますし、ベンダーに委託する場合もあります。

― サザビーリーグのIT部門の特徴はどのようなところだと思いますか?

所属するメンバー個々のスキルが高いと感じます。利用しているシステムをよく理解していて、自分たちでしっかりコントロールできている印象です。私も前職で経験をしていますが、企業が外部のITベンダーにシステム導入を委託する際には、要望だけ伝えて、あとはベンダーに丸投げというケースも少なくありません。これだと、スケジュール遅延や費用過多のリスクが高く、最悪の場合は、要望も満たせていなかったということにもなりかねません。意外かもしれませんが費用だけ払って結局稼働できないシステムというのも一定数あります。サザビーリーグは多ブランド展開で利用するシステムも多いのですが、それでもコストを適正な範囲に抑えられているのは、メンバー個々のスキルの高さと、多くの経験を積める環境によるのかもしれません。

― サザビーリーグのエンジニアならではの仕事とはどのようなものでしょうか?

サザビーリーグならではと言われると難しいですが、まずはサザビーリーグの事業を理解してシステムに関わるということでしょうか。ブランドごとにシステムに求めるものも違っていますし、例えば、「ブランドビジネス」「小売業」というキーワードが頭の中にあると、クーポンを前面に出したECサイトは提案できないなとか、店舗スタッフさんが多いのでユーザー数で課金されるサービスは提案しにくいなとか、あらゆるシーンで判断の軸となります。

ブランド側にシステムを提案していく姿勢もサザビーリーグのエンジニアならではかもしれません。本人が望めば提案の機会は得られる環境ですし、そのために最新の製品情報を仕入れたいのであれば、外部の展示会やセミナーに参加することも割と自由に調整できる環境かと思います。

FOODEX JAPAN 2023

※FOODEX JAPAN 2023より

変化し、広がり続ける会社でチャレンジできる魅力

― 特に印象に残っているプロジェクトについて教えてください。

「SHAKE SHACK」でのデリバリーサービスの導入は、入社して最初に参加したプロジェクトでしたので印象深いです。前職までの外部の協力会社という立場ではプロジェクト発足前の企画段階に参加することはありませんでしたし、クライアントに自社サービス以外を提案することもありませんでした。このプロジェクトは2020年のコロナ過1年目、お客様になかなかご来店いただけない時期でしたので、サザビーリーグでも早急にデリバリー代行サービスを導入することを目的としていました。当時の乱立したデリバリーベンダーの中から要件に合わせてシステムをカスタマイズしていただけるベンダーを探し出し、何度も条件交渉をして契約書を修正、締結し、メンバーと手分けして非常にタイトなスケジュールでサービス稼働まで漕ぎつけた経験は自身の糧となったと思っています。入社して間もない時期でしたので、ブランド側との連携がわかっていない状態だったのですが、上司に一通りのプロジェクト工程を体現していただけたので、それがその後の自身のプロジェクトマネジメントに活きていると感じます。

― 現在、担当しているプロジェクトについて教えてください。

同じく「SHAKE SHACK」にてセルフオーダーシステム(KIOSK端末)を展開中です。デリバリーサービスや店外からのテイクアウトオーダーもそうですが、DX推進の一環として、お客様の利便性向上を目的に様々なオーダーチャネルの用意を進めています。それまでの店舗システムでは実現が難しかったこともあり、POSレジやキッチンの方まで店舗システムをごっそり入れ替えています。標準的な店舗システムで「SHAKE SHACK」の要件を満たせるものは無かったので、飲食店向けにPOSレジを提供しているベンダーさんに追加開発をお願いして実現に至りました。こちらのプロジェクトでは今後もいくつかの機能リリースを予定しています。

― エンジニアが働く場としてサザビーリーグの魅力を教えてください。

サザビーリーグは常に変化し、広がり続ける会社です。直近でも、新しいブランドが増え、新しい業態に進出し、新しいグループ会社を設立しています。その度にIT部門にはシステム対応の依頼が舞い込んできますので、必然的に活躍の機会は多くなります。その機会をうまく活用できるかはご本人次第なところもございますが、自身の裁量を持ってチャレンジできることはサザビーリーグの魅力といえるのではないでしょうか。

― 最後に、今後の目標や展望をお聞かせください。

ずっと会社の売上に貢献できるシステムを作りたいと思っていましたが、昨今のDXの流れ、DXという言葉の定義を自分なりに考える中で、90年代、世の中にECサイトというシステムができて、ひとつのビジネスモデルとなったように、ビジネスモデルそのものといえるような仕組みを実現できたら面白いなと思っています。

Shuichiさん

次回は、SAZABY LEAGUE IT部門の社内SEのお仕事を紹介します。

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