キャリアサポート

2023.04.14

働く仲間の成長を支援する教育
#コーチング忍者研修

コーチングは効果的なコミュニケーション
社内への浸透で 働きやすい風土を目指します

アイビーカンパニーRyosukeさん × 株式会社カンペールジャパンKotaroさん


S-Career Academyでは、サザビーリーグが掲げるピープルビジネスを体現する人材育成を目指し、コミュニケーション文化の醸成に取り組んでいます。その取り組みとして、2021年より店舗運営のスーパーバイザー、エリアマネージャーを中心に『コーチング忍者研修』を実践してきました。参加者の反響に手応えを得たことから『The SAZABY LEAGUE(以下SZL)版コーチング忍者研修』を開発するプロジェクトに発展。Kotaroさんは『コーチング忍者研修』の学びが店舗運営において役立つことを実感し、プロジェクトにも参加。Ryosukeさんはエリアディレクターとして各店舗の課題解決に当たりますが、受講後、明らかな改善を感じたそうです。それぞれの率直な感想と、『The SZL版コーチング忍者研修』の可能性について、お話ししていただきました。

ほんの数分間の日々の会話で効果を発揮

Kotaroコーチング忍者研修を受けたのは2021年の夏です。サザビーリーグ初の実施にあたり、まずはリテール部の部長、SVが受講することになり、2時間の講義を8回受けました。そこで感じた最大の特徴は“短時間で実践できる”ことでした。スタッフとの日常的な会話でコーチングができる、ということに驚かされました。

Ryosuke私も、2分間の有効な使い方を知ることができたのは大きかったですね。飲食の現場では、営業時間中は基本的に全員がサービス提供に集中し、スタッフ同士でゆっくり話す時間はなかなか持てないので。10個の忍術を使って、相手の思っていることを引き出していくという手法もわかりやすい。コミュニケーションによって、相手が思っていることを引き出していけるんだ、と驚いたことを覚えています。

Kotaro研修を受けて、自分が店舗スタッフとのミーティングで一方的なコミュニケーションをしていたんだなと気付いて、反省しました。自分が感じる問題点と解決策を、自分が想定するストーリーで話していた面があったと。研修を受けて“聴く力”がこれからのコミュニケーションには必要だということを学びました。

コーチング忍者研修 1

必要なのは相手の本音を引き出して“聴く”こと

Ryosukeティーチングではなくてコーチングなので、本人のやる気を引き出さないといけないんですよね。自分が考えるための手助けをしてあげるというイメージで。研修を受けている期間も、店長と会話する時などに実践できる場面もありました。一番成果を感じられたのが、会議です。形式的な報告会ではなく、その場でしか言えないような意見を出せるようにしたいと思いました。そこで「忍術其の壱・静かに見守る」、「忍術其の九・方向性を例示する」をやってみると、私が全然発言していなくても周りでどんどん議論が進んでいきました。その場でしか出てこない、本当の課題を引き出すことができたんです。

Kotaroミーティングの時って、つい自分が話してしまいますよね。相手からしたら「そうじゃないのに」と言いたくても言えない場面があっただろうな、と。まずは相手に話してもらい、本音を聞かないと、本当の解決はできないなと実感しました。

店舗運営も接客も人との接し方で決まる

Kotaro研修では『静かな時間』を提供して相手の発言を促すことから学びました。相手から出てきた言葉に、もっと引き出せるワードを追加して、本音を語ってもらいます。それを聞いてから「忍術其の伍・許可を得て話す」を使って「話していいですか?」と会話に発展させていく。研修中から、「なるほど、これだ!」と実感しました。店舗でのお客様とのコミュニケーションも、まずは聞くことだと気付かされました。お客様の気分や希望を聞くことで、短時間で信頼関係を築き「また来ます」と言っていただけるような気持ち良い接客に繋がることを実感しました。

Ryosuke私はまだまだなのですが、Kotaroさんは上手に取り入れていますね。私は先生のお手本通りにはできなかったので、応用して自分なりのやり方で実践しています。飲食の現場は忙しいということもあるかもしれません。

Kotaro思い通りにいかないこともありますよね。今、The SZL版を開発中ですが、最終版はRyosukeさんら受講者の感想や現場の声、実践してみた実体験を反映してよりサザビーリーグの現場にフィットしたものにしていきたいと思っています。

コーチング忍者研修 2

コーチング忍者を現場でやってみた結果

Kotaro実際に研修で学んだことを現場で取り入れると、定例以外のミーティングや会話の機会が増えて、お互いに気軽に意見交換するようになりました。現場のマネージャー、店長が言いにくいこともしっかり言ってくれるようになったと思います。

Ryosukeそれはありますね。嫌な報告ほど、すぐに連絡をくれるようになったように感じます。また、何か問題が起きた時に自発的に改善策を考え提案してくれるようになりました。スタッフの意見で現場が変わっていけば、それがやりがいになり、人手不足の飲食業界においても人材の定着に繋がるのではと期待しています。

Kotaro小売業界も同じく人手不足です。コーチングにより自発的な人材が増え、採用力も高まることが期待されます。聞き手、話し手のコミュニケーションが取れることで、いままで発想、発言できなかったことが、できるようになり、より働きやすい環境になると思っています。

Ryosukeコーチングの効果は出店拡大にも影響しそうです。出店には店舗を任せられる人材が必要ですので、主体的にオーナーシップ、リーダーシップを持って行動できる人を育成する効果に期待しています。店長や社員だけでなく、コーチングの考え方が社員に広がることで、スタッフに経営の視点も生まれるといいなと思います。そういった相乗効果も期待して、研修の認知度と受講の機会を広げて、チャレンジする人を増やしたいですね。

KotaroThe SZL版コーチング忍者研修は23年*からスタートします。コーチングの内容を皆が意識せずに実践し、風土として根付いていくことが目指すゴールです。

*実施の有無や時期については各社異なります。


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